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7月26日(金)、あじわい館主催の講座「京都の野菜ソムリエが教える野菜塾−夏」に参加しました。
京野菜市場(近郷市場)とセリ見学、夏野菜のタメになるお話、夏野菜の美味しいレシピ紹介の3本立てです。

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集まった受講生は午前9時に近郷市場へ移動し、そのあとで一般野菜のセリを見学。ご案内は、なんと初代京野菜マイスターで京果グループの執行役員でおられます松本さんと調査室長の湊さんです。コミュニティ京都の前代表・藤田正さんが講演されるとのことで、応援に駆け付けてくださいました。
当然ながらなんでもよくご存じで、セリの活気ある空気や独特な早口言葉を体感しながら案内していただきました。


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あじわい館へ戻って、まずは市場見学の補足を松本さんにうかがいました。

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それから藤田さんの講義の始まりです。ご自身で作られた立派で元気な夏野菜を早朝から抜いて準備し、わざわざ持参してくださいました。それが所狭しと並んで壮観です。

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その中のミニトマトを一つつまみ食い?しましたが「ブドウの食感で糖度9の甘みとトマトの香り」でとても美味しかったです!(すいません、品種は忘れました)

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講義は、万願寺甘とう、トマト、キュウリの生産・特長・選び方・栽培のご苦労話や裏話等々、藤田さんのたくさんの引き出しから次から次へと紹介され、あっという間の45分でした。

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そして、皆さんお待ちかねのレシピ紹介と試食タイムです♪
担当は、野菜ソムリエの川添智未さんで、アシスタントは若松さち子さん。配られたレシピを見ながら、デモキッチンでの調理を見学しました。


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できあがったのは、まずは"トマトのづけ"でいただく「トマトそば」。とてもあっさりしていて、いくらでも食べられちゃう!食欲が無くてもこれなら完食まちがいなし。柚子こしょうのピリッとした辛みが利いています。
次は、体のほてりを冷やすキュウリに、冷房で冷えた体を温める生姜を合わせた「新生姜とキュウリ炒め」。材料は、キュウリ・新生姜・豚肉で、夏のスタミナ食です。しかも中華ダシの風味にとろみもあるので食欲が出てしまう!旨かったです!!
そして、京野菜夏の定番「万願寺甘とう」を使ったマリネ。揚げた万願寺甘とうをめんつゆ・酢に漬け込んで鰹節をふってありました。ほのかな酸味が、やはり食をそそります。万願寺甘とうでもう一品は、「くたくた焼き」です。フライパンでひたすら炒めるだけというシンプルな調理なのに、ふかふかにやわらかくなった食感が目新しい!焦げ目が食欲をそそるアクセントになり、焦げた万願寺とうがらしの夏の匂いがなんとも言えませんでした。
本日は、野菜の生産から集荷された市場でのセリ、品質保持のためのコールドチェーン、良いものを選ぶ賢い買い方、素材を生かした調理方法という一連の講義で、とても有意義で楽しく美味しい時間でした。

30日が申し込み締切ですが、8月4日(日)午後1時30分から、とうがらしをテーマに「野菜鮮隊ベジレンジャー勉強会」が開催されます。一般の方の参加もOKですので、ぜひお越しください!!

野菜鮮隊ベジレンジャー勉強会
■お申込み期限  7月 30日(火)24時締切
■お申し込み先  野菜ソムリエコミュニティ京都事務局
 vc_kyoto@yahoo.co.jp



レポート・写真/野菜ソムリエ 増子雄次郎
※写真のみ/野菜ソムリエ 川添智未